「kOe」vol.9
出演|
熊谷拓明 (ダンス劇作家)
Hanna. (音楽家)
カニエ・ナハ(詩人)
米澤一平 (タップダンサー・場作り)
声ほど、多様な表現や解釈できる概念はないような気がする。声は、音(器楽/声楽/発声)や言語(文字/発話)に限らず、生物/無生物を超えた魂の存在や意思そのものを表すような言葉である。
この企画は「声」というテーマを起点に、「声」の可能性/聴くことを捉え直すような試みをします。アーティストの新たな表現を模索し産み出す力と、鑑賞者の聴く力と共に毎回異なるパフォーマンス/問いの場を設けます。
(企画/主催:米澤一平)
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出演|
熊谷拓明 (ダンス劇作家)
Hanna. (音楽家)
カニエ・ナハ(詩人)
米澤一平 (タップダンサー・場作り)
会場|水性
住所|東京都中野区新井1-14-14元・清水屋クリーニング店
時間|19:00開場 19:30開演
料金|2,500円
/ U29 2,000円
/ U20 1,500円
(小学生以下無料)
予約|info.i.yone.tap@gmail.com
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【会場について】
会場は、中野駅北口から徒歩8分の新井薬師あいロードという商店街通りにあった56年の歴史をもつ元クリーニング店をリノベーションしたスペース「水性」(since2023)。
リニューアルされた空間は以前のクリーニング店の跡を残しながら、店主(で写真家の)前澤秀登さんの写真の色彩感覚を活かしたような印象を受ける(自然光に照らされる柔らかい色味に温かみや優しい距離感を感じるような)。
また会場の内と外とを仕切る全面ガラス張りの境界がありながらも、商店街通りや行き交う人々との空間的な繋がりや街との共生を感じることもこの場所の不思議な魅力を思う。
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【プロフィール】
米澤一平
(タップダンサー・場作り)
1989年、東京生まれ。未知の状況に慄く生物の本能やそこから生まれる生命エネルギーに興味があり、非劇場空間をパフォーマンスの舞台としながら毎回異なる表現者と即興/セッション企画を行う。これまでジャズ喫茶、ギャラリー、古民家、寺、ストリート、商業施設等様々なパブリック空間をパフォーマンスによって異化していくようなアクションを主催プロジェクトとする。10年間で500以上の場づくりをする。
熊谷拓明
(ダンス劇作家)
北海道生まれ。札幌ダンススタジオマインドにて宏瀬賢二に師事。2008-2011年シルクドゥソレイユ『Believe』に出演。帰国後に自身の創作活動を開始。
身体がどう存在し、変化、消えていくのか。
身体が奏でる全ての景色を劇にみたて、
自らの作品をダンス劇と呼び多数発表。
近年では演劇作品への振付提供、アートフェス演出など、「ODORU」をひろげている。
Hanna.
(音楽家)
ジャズとコンテンポラリークラシックのルーツを持つ鍵盤奏者(ときどきうた)。
自身のソロ、ユニットでのライブ、即興演奏を含んだセッションや劇伴など、ものがたりのあるところ、踊りのあるところで活発に活動している。
カニエ・ナハ
(詩人)
詩に軸足を置きつつパフォーマンス、アート作品、ワークショップ、キュレーション等、様々な活動を行っている。第4回エルスール財団新人賞〈現代詩部門〉、詩集『用意された食卓』で第21回中原中也賞。最近の詩集に『思想』『メノト グリッド』等。