
「kOe」vol.20
出演|
Chiaki Nakayama (鍵盤奏者)
鈴木隆太(音楽家)
たくみちゃん(アーティスト)
米澤一平 (タップダンサー・場づくり)
「kOe」vol.20
声ほど、多様な表現や解釈できる概念はないような気がする。声は、音(器楽/声楽/発声)や言語(文字/発話)に限らず、生物/無生物を超えた魂の存在や意思そのものを表すような言葉である。
この企画は「声」というテーマを起点に、「声」の可能性/聴くことを捉え直すような試みをします。アーティストの新たな表現を模索し産み出す力と、鑑賞者の聴く力と共に毎回異なるパフォーマンス/問いの場を設けます。
(企画/主催:米澤一平)
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出演|
Chiaki Nakayama (鍵盤奏者)
鈴木隆太(音楽家)
たくみちゃん(アーティスト)
米澤一平 (タップダンサー・場づくり)
会場|水性
住所|東京都中野区新井1-14-14元・清水屋クリーニング店
時間|19:00開場 19:30開演
料金|2,500円
/ U29 2,000円
/ U19 1,500円
(小学生以下無料)
予約|info.i.yone.tap@gmail.com
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【会場について】
会場は、中野駅北口から徒歩8分の新井薬師あいロードという商店街通りにあった56年の歴史をもつ元クリーニング店をリノベーションしたスペース「水性」(since2023)。
リニューアルされた空間は以前のクリーニング店の跡を残しながら、店主(で写真家の)前澤秀登さんの写真の色彩感覚を活かしたような印象を受ける(自然光に照らされる柔らかい色味に温かみや優しい距離感を感じるような)。
また会場の内と外とを仕切る全面ガラス張りの境界がありながらも、商店街通りや行き交う人々との空間的な繋がりや街との共生を感じることもこの場所の不思議な魅力を思う。
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【プロフィール】
米澤一平
(タップダンサー・場づくり)
1989年生まれ東京出身。タップダンスの技術をベースに踏む行為を通じて床や空間の音、場所の声を引き出すように演奏するパフォーマー。また、人が場所に集まるという状況を起点に異ジャンルの表現者たちが即興的にパフォーマンスする企画を行う。演者/鑑賞者双方がその場に表れる状況と向き合う/対話する姿勢や態度そのものを人間のリアルなパフォーマンスと捉え、特定のジャンルにカテゴライズできない唯一無二のライブパフォーマンスの場を創出する。
Chiaki Nakayama
(鍵盤奏者)
クラシックだけでなく電子音楽まで幅広いスタイルを持つ。ピアノ&モジュラーシンセのユニットidő、他様々な形態で実験的な音楽/即興演奏を披露。2025年1月にリリースされた自身初の全編オリジナルピアノソロのアルバム『mado』はNaxos Music Libraryの週間再生ランキング1位を獲得した。
鈴木隆太
(音楽家)
音として「間 (ma)」を切り取り、その時、その場所だけの音楽をその場で作る試み「Wondering」をライフワークとする音楽家。自身の日常的な「マインドワンダリング体験」を音楽作品として昇華し、その足跡を閉じ込める日々。
鍵盤とiPadを使用した屋外での演奏動画は、即興性と調和を行き来する経験の断片として日々更新されている。
たくみちゃん
(アーティスト)
たくみちゃんは一つのものが複数の人にどう見えるか、その違いを源泉として上演を生成する。その際に独自のインプロヴィゼーション理論を構築している。コンテンポラリーダンス、パフォーマンスアート、演劇等、領域横断的に作品を発表している。代表作に《―(dash)#2 Rosetta Stone》2023 Tokyo Arts and Spaceなどがある。