2025/9/10

「kOe」vol.19

yk(Hello1103) (弾き語り)
西山友貴(ダンサー)
中野渡拓実(ドラマー・即興演奏家)
米澤一平 (タップダンサー・場づくり)

 

「kOe」vol.19

声ほど、多様な表現や解釈できる概念はないような気がする。声は、音(器楽/声楽/発声)や言語(文字/発話)に限らず、生物/無生物を超えた魂の存在や意思そのものを表すような言葉である。

この企画は「声」というテーマを起点に、「声」の可能性/聴くことを捉え直すような試みをします。アーティストの新たな表現を模索し産み出す力と、鑑賞者の聴く力と共に毎回異なるパフォーマンス/問いの場を設けます。
(企画/主催:米澤一平)

出演|
yk(Hello1103) (弾き語り)
西山友貴(ダンサー)
中野渡拓実(ドラマー・即興演奏家)
米澤一平 (タップダンサー・場づくり)

会場|水性
住所|東京都中野区新井1-14-14元・清水屋クリーニング店
時間|19:00開場 19:30開演
料金|2,500円
/ U29 2,000円
/ U19 1,500円
(小学生以下無料)
予約|info.i.yone.tap@gmail.com

【会場について】

会場は、中野駅北口から徒歩8分の新井薬師あいロードという商店街通りにあった56年の歴史をもつ元クリーニング店をリノベーションしたスペース「水性」(since2023)。

リニューアルされた空間は以前のクリーニング店の跡を残しながら、店主(で写真家の)前澤秀登さんの写真の色彩感覚を活かしたような印象を受ける(自然光に照らされる柔らかい色味に温かみや優しい距離感を感じるような)。

また会場の内と外とを仕切る全面ガラス張りの境界がありながらも、商店街通りや行き交う人々との空間的な繋がりや街との共生を感じることもこの場所の不思議な魅力を思う。

【プロフィール】

米澤一平
(タップダンサー・場づくり)
1989年生まれ東京出身。タップダンスの技術をベースに踏む行為を通じて床や空間の音、場所の声を引き出すように演奏するパフォーマー。また、人が場所に集まるという状況を起点に異ジャンルの表現者たちが即興的にパフォーマンスする企画を行う。演者/鑑賞者双方がその場に表れる状況と向き合う/対話する姿勢や態度そのものを人間のリアルなパフォーマンスと捉え、特定のジャンルにカテゴライズできない唯一無二のライブパフォーマンスの場を創出する。

yk (Hello1103)
(弾き語り)
Hello1103のVocal/VJ/映像作家。
2020年よりアナログシンセサイザーを用いたライブ活動を開始。アンビエントやドローンを中心に即興性を含んだ抽象的なスタイルで演奏を行う。
2023年より自身の声を用いた表現に力を入れ始め、ガットギターの弾き語りを開始。活動の場をさらに広げている。
https://linktr.ee/yk_hello1103

西山友貴
(ダンサー)
筑波大学大学院舞踊コースを修了。2009年、文化庁在外研修員としてNYに留学。
2013年より〈Co.山田うん〉に参加。
他にも、平山素子、北村明子、Inbal Pinto、鈴木ユキオ、近藤良平、白井晃、長塚圭史、G2、中村蓉など国内外で活躍する振付家・演出家の作品に出演。2022年、日通学園流通経済大学ダンス部監督に就任。

中野渡拓実
(ドラマー・即興演奏家)
「街の音を好きになるための音楽」をテーマとして掲げた音楽制作・サウンドアートに注力しつつ、柔らかな音色を追求したドラムセットを使用した即興演奏を展開中。
2025年6月、環境音と楽音を等しく聴衆の耳へ届けるための即興演奏楽曲「そばだてる」を含むソロライブ「神保町のなかで」を開催。