
「kOe」vol.16
出演|
長沼航 (俳優)
富樫幹 (アート)
桜井木穂 (俳優)
米澤一平 (タップダンサー・場作り)
「kOe」vol.16
声ほど、多様な表現や解釈できる概念はないような気がする。声は、音(器楽/声楽/発声)や言語(文字/発話)に限らず、生物/無生物を超えた魂の存在や意思そのものを表すような言葉である。
この企画は「声」というテーマを起点に、「声」の可能性/聴くことを捉え直すような試みをします。アーティストの新たな表現を模索し産み出す力と、鑑賞者の聴く力と共に毎回異なるパフォーマンス/問いの場を設けます。
(企画/主催:米澤一平)
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出演|
長沼航 (俳優)
富樫幹 (アート)
桜井木穂 (俳優)
米澤一平 (タップダンサー・場作り)
会場|水性
住所|東京都中野区新井1-14-14元・清水屋クリーニング店
時間|19:00開場 19:30開演
料金|2,500円
/ U29 2,000円
/ U19 1,500円
(小学生以下無料)
予約|info.i.yone.tap@gmail.com
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【会場について】
会場は、中野駅北口から徒歩8分の新井薬師あいロードという商店街通りにあった56年の歴史をもつ元クリーニング店をリノベーションしたスペース「水性」(since2023)。
リニューアルされた空間は以前のクリーニング店の跡を残しながら、店主(で写真家の)前澤秀登さんの写真の色彩感覚を活かしたような印象を受ける(自然光に照らされる柔らかい色味に温かみや優しい距離感を感じるような)。
また会場の内と外とを仕切る全面ガラス張りの境界がありながらも、商店街通りや行き交う人々との空間的な繋がりや街との共生を感じることもこの場所の不思議な魅力を思う。
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【プロフィール】
米澤一平
(タップダンサー・場作り)
1989年生まれ東京出身。タップダンスの技術をベースに踏む行為を通じて床や空間の音、場所の声を引き出すように演奏するパフォーマー。また、人が場所に集まるという状況を起点に異ジャンルの表現者たちが即興的にパフォーマンスする企画を行う。演者/鑑賞者双方がその場に表れる状況と向き合う/対話する姿勢や態度そのものを人間のリアルなパフォーマンスと捉え、特定のジャンルにカテゴライズできない唯一無二のライブパフォーマンスの場を創出する。
長沼航
(俳優)
俳優。1998年生まれ。
散策者とヌトミックの2つの団体に所属しつつ、俳優の立場から演劇やダンス、現代美術などの幅広い領域で、パフォーマンスの創作・上演に関わっている。最近の企画に『即興と反復』、出演作に散策者『やらせたいことをやらせる』『殖える』、ヌトミック『何時までも果てしなく続く冒険』など。
富樫幹
(アーティスト)
1982年生まれ。
北海道にある手稲山(標高1,023m)の麓で、札幌の最西端の町手稲出身。現在は東京都在住、7,8年前に移動した。東京は人が多い。東上野の作業場と結構路上でも制作している。描かれたものはいつもいわゆる実用的でないからこそ、もしかして世界があるのかなと概念のささやきのままに覗き込むがそこにはマテリアルしかない。それでも多少奥行きをつくるくらいのことはしたい。
桜井木穂
(俳優)
北海道遠軽町出身。5歳の頃にクラシックバレエを始める。2019年に上京し、グラビアアイドルとして週刊ヤングマガジンや週刊ヤングジャンプなど、様々な雑誌の表紙を飾り2023年に引退。現在は俳優・ダンサー・サックス奏者として活動の場を広げる。