2025/3/12

「kOe」vol.13

出演|
入手杏奈 (ダンサー・振付家)
kent watari (音楽家・ドラマー)
米澤一平 (タップダンサー・場作り)


「kOe」vol.13

声ほど、多様な表現や解釈できる概念はないような気がする。声は、音(器楽/声楽/発声)や言語(文字/発話)に限らず、生物/無生物を超えた魂の存在や意思そのものを表すような言葉である。

この企画は「声」というテーマを起点に、「声」の可能性/聴くことを捉え直すような試みをします。アーティストの新たな表現を模索し産み出す力と、鑑賞者の聴く力と共に毎回異なるパフォーマンス/問いの場を設けます。
(企画/主催:米澤一平)

出演|
入手杏奈 (ダンサー・振付家)
kent watari (音楽家・ドラマー)
米澤一平 (タップダンサー・場作り)

会場|水性
住所|東京都中野区新井1-14-14元・清水屋クリーニング店
時間|19:00開場 19:30開演
料金|2,500円
/ U29 2,000円
/ U19 1,500円
(小学生以下無料)
予約|info.i.yone.tap@gmail.com

【会場について】

会場は、中野駅北口から徒歩8分の新井薬師あいロードという商店街通りにあった56年の歴史をもつ元クリーニング店をリノベーションしたスペース「水性」(since2023)。

リニューアルされた空間は以前のクリーニング店の跡を残しながら、店主(で写真家の)前澤秀登さんの写真の色彩感覚を活かしたような印象を受ける(自然光に照らされる柔らかい色味に温かみや優しい距離感を感じるような)。

また会場の内と外とを仕切る全面ガラス張りの境界がありながらも、商店街通りや行き交う人々との空間的な繋がりや街との共生を感じることもこの場所の不思議な魅力を思う。

【プロフィール】

米澤一平
(タップダンサー・場作り)
1989年生まれ東京出身。タップダンスの技術をベースに踏む行為を通じて床や空間の音、場所の声を引き出すように演奏するパフォーマー。また、人が場所に集まるという状況を起点に異ジャンルの表現者たちが即興的にパフォーマンスする企画を行う。演者/鑑賞者双方がその場に表れる状況と向き合う/対話する姿勢や態度そのものを人間のリアルなパフォーマンスと捉え、特定のジャンルにカテゴライズできない唯一無二のライブパフォーマンスの場を創出する。

入手杏奈
(ダンサー・振付家)
ソロ活動を主軸に様々な舞台に出演。近年の主な出演作に『アーリントン〔ラブ・ストーリー〕』(21/白井晃演出)、『夜の女たち』(22/長塚圭史演出)、『バナナの花は食べられる』(20、23/山本卓卓作・演出)、『ジャズ大名』(23/福原充則演出)、『リア王の悲劇』(24/藤田俊太郎演出)等。多数の音楽PVに振付、出演。「第 1 回ソロダンサフェスティバル 2014」最優秀賞受賞。

kent watari
(音楽家・ドラマー)
作編曲、楽曲プロデュース、ドラム演奏を軸に活動。作編曲では『時光代理人』の劇伴制作、Ichika Nito、中村佳穂の楽曲プロデュースに関わる。ドラマーとしては東京塩麹、arauchi yu ensembleなどに参加。自身の名義では音のテクスチャーに根差した音楽制作を行い、近年は流動性をテーマに楽曲を制作している。