2025/2/12

「kOe」vol.12

出演|
日比谷カタン (音楽家・グラフィックデザイナー)
陶山ゆつき (空間美術家・グラフィックデザイナー)
米澤一平 (タップダンサー・場作り)

声ほど、多様な表現や解釈できる概念はないような気がする。声は、音(器楽/声楽/発声)や言語(文字/発話)に限らず、生物/無生物を超えた魂の存在や意思そのものを表すような言葉である。

この企画は「声」というテーマを起点に、「声」の可能性/聴くことを捉え直すような試みをします。アーティストの新たな表現を模索し産み出す力と、鑑賞者の聴く力と共に毎回異なるパフォーマンス/問いの場を設けます。
(企画/主催:米澤一平)

出演|
日比谷カタン (音楽家・グラフィックデザイナー)
陶山ゆつき (空間美術家・グラフィックデザイナー)
米澤一平 (タップダンサー・場作り)

会場|水性
住所|東京都中野区新井1-14-14元・清水屋クリーニング店
時間|19:00開場 19:30開演
料金|2,500円
/ U29 2,000円
/ U19 1,500円
(小学生以下無料)
予約|info.i.yone.tap@gmail.com

【会場について】
会場は、中野駅北口から徒歩8分の新井薬師あいロードという商店街通りにあった56年の歴史をもつ元クリーニング店をリノベーションしたスペース「水性」(since2023)。

リニューアルされた空間は以前のクリーニング店の跡を残しながら、店主(で写真家の)前澤秀登さんの写真の色彩感覚を活かしたような印象を受ける(自然光に照らされる柔らかい色味に温かみや優しい距離感を感じるような)。

また会場の内と外とを仕切る全面ガラス張りの境界がありながらも、商店街通りや行き交う人々との空間的な繋がりや街との共生を感じることもこの場所の不思議な魅力を思う。

【プロフィール】

米澤一平
(タップダンサー・場作り)
1989年生まれ東京出身。タップダンスの技術をベースに踏む行為を通じて床や空間の音、場所の声を引き出すように演奏するパフォーマー。また、人が場所に集まるという状況を起点に異ジャンルの表現者たちが即興的にパフォーマンスする企画を行う。演者/鑑賞者双方がその場に表れる状況と向き合う/対話する姿勢や態度そのものを人間のリアルなパフォーマンスと捉え、特定のジャンルにカテゴライズできない唯一無二のライブパフォーマンスの場を創出する。

日比谷カタン
(音楽家・グラフィックデザイナー)
ファイナルファンタジーの音楽家:植松伸夫をして「久々にお腹をこわしてしまいました」と言わしめた自称「情報過多な弾き語り」。ジャンルレスなオリジナル、変幻自在の歌唱、独創的なギタープレイ、不条理トークでカオスな世界を展開。海外ではフランスツアー、ドイツ/ノルウェイ他著名JAZZフェスにも出演。

陶山ゆつき
(空間美術家・グラフィックデザイナー)
多摩美術大学環境デザイン学科卒業。グラフィックデザインを主な生業とし、化粧品の企業広告、ダンス公演・音楽ライブ・芸術祭などの宣伝を手がける。また、独自手法「ドロップリキッド」を用いた映像照明パフォーマンスで、音楽家やダンサーと共演する空間演出を行っている。表現理念は「彩りと煌めき、そこに一雫の不思議を」