2025/1/25

dialogue editing by GAKU

SOLD OUT


詳細→https://gaku.school/class/dialogue-editing/


はじめに

これは、都市を舞台とした編集のクラスです。
生徒のみなさんが、街で時間を過ごし、
それぞれに感じ・考え・生み出したものを
一冊の本という形にまとめ上げます。

そうすることで、
かけがえのない、みなさんそれぞれの
かけがえのない、クリエーションを通して、
わたしたちが分かち合うべき何かしらを
浮かび上がらせたいという想いもあります。

何かを選び、組み合わせて、一つのまとまりにする。
そういった行為を編集とするならば、
既に常に、みなさんは編集という営みを
繰り替えしていることになります。

このクラスでは、そのようにみなさんが
既に常に「できていること」に着目し、そこを足場とすることで、
クリエーションに向かっていきます。

そうすることで、みなさん自身が、
そしてこのクラスを運営するわたしたち自身も、
「想いもよらないこと」に出会っていく機会にしたいと考えています。

キーワードは対話。
クリエーションの過程のなかで、
自分と・他者と・都市との間で生まれる対話を育む。
それこそが、編集という行為であろうからです。

開催概要
日時:2024年11月30日(土)〜2025年4月までの土曜日、全11回
対象:10代を中心に、20代前半まで相談可
定員:12名程度
会場:中野特設会場、GAKU(渋谷PARCO 9F) *詳細はお申し込み後にご案内します
料金:無料、ただしフィールドワーク時の活動費(ランチ代等)は自己負担となります
持ち物:筆記用具、お持ちの場合はスマートフォン(写真撮影用)
[主宰]GAKU
[協力](仮称)中野サンプラザシティエリアマネジメント準備会

ーーーーー

プログラム
このクラスの舞台は中野。編集者としてのみなさんが、この街を舞台に自分自身で経験し体感したことを、クリエーションの起点としていきます。街や人と関わり合いながら、自分自身が着目したことに対して、言葉をつむぎ、時に写真を撮影し、本作りを進めていきます。

1.イントロダクション
11月30日(土)13:00〜15:30
このクラスでは、編集ということを少し極端に言ってしまえば「より良く生きる」ということだと捉えています。作り手自身が、変化したり成長をしたりするという、そのプロセスそのものに価値を置いています。イントロダクションでは、それらが体現されている本を実際に手に取りながら、これから生徒の皆さんが行う本づくりのために必要な心構えを養っていきます。

2.フィールドワーク
12月7日(土)12:00〜15:30
中野の街をみんなでぶらぶら歩きます。ただただ、ぶらぶらと歩きます。何かを探したくなったり、数えたくなったり、誰かに話しかけたりしたくなったり。思いつきで何かをやってみるかもしれません(グループに分かれて中野の街でランチをとります)。街を舞台についつい着眼してしまう、それぞれの癖のようなものを掴んでいきます。また、課題1についての説明をします。
【課題1】「はじめてのことを、この街でやってみる」「好きなことを、この街でやってみる」「丸一日、この街で過ごす」

3.課題発表
12月25日(水)13:00〜15:30
課題1の成果発表を行います。同時に、ここまでの活動を振り返り、それらと本づくりがどのようにつながっているのかを紐解いていきます。また、課題2の説明をします。
【課題2】「自分にとってインスピレーションがあるキーワード探し」

4.コンセプトワーク
2025年1月18日(土)13:00〜15:30
課題2の成果発表を行います。そこから、本づくりに向かうためのそれぞれのコンセプトフレーズへと昇華させていきます。
【課題3】「コンセプトを磨く」

5〜7.記事作成
2025年1月25日(土)13:00〜15:30
2025年2月1日(土)13:00〜15:30
2025年2月8日(土)13:00〜15:30

8.中間発表
2025年2月15日(土)13:00〜15:30
作成した記事を、素材となる写真等とともに、本作りのデザインを手がけるデザイナーに向けて発表します。デザイナーの視点でのフィードバックをもらい、本づくりのステップを進めていきます。

9.記事作成
2025年2月22日(土)13:00〜15:30
序文や後書などを含めて、本として必要なテキストを作成していきます。

10.デザイン完成発表
2025年4月5日(土)13:00〜15:30
デザイナーからデザインのラフ案の発表をしてもらいます。また、デザイン工程においての工夫点などを解説してもらいます。

11.配布会
2025年4月26日(土)終日  *詳しい開催時間については、追ってご案内させていただきます
印刷された本をみんなでひと手間を加えることで、造本を完成させ、街でお世話になった方々に直接届けて回ります。

ーーーー

 

講師

 

熊井晃史
「GAKU」事務局長の他、ギャラリー「とをが」を主宰しつつ、一貫して、創造性教育の現場に携わる。編集・聞き手・執筆を手がけたものとして、『公民館のしあさって』南信乃介、モハメッド・アブデルミギード、アブデルミギード・美幸、牧野篤、櫻井常矢、エルサムニー・イブラヒム、西山佳孝、山道拓人、千葉元生、西川 日満里、小林未歩、山田沙紀(ボーダーインク)、『渋谷にヌシは可能か?』伊藤龍平(自主)、『頼まれなくたってやっちゃうことを祝う』田中元子、若林恵、猪瀬浩平(自主)など。

佐藤海
GAKU事務局。2000年生まれ。高校在学中に造本に興味を持ち、ZINE制作を始める。現在はGAKUの運営に携わりながら、アーティストや身近な他者と協働しながら本作りを行う。近年で造本したものとして、『渋谷にヌシは可能か?』伊藤龍平(自主)、『Bind Aokid’s Memobook』Aokid(自主)、『“この町を大事に思えるキオスク”活動記録冊子』GAKU(自主)他。

阿久根聡子
1990年東京生まれの編集者。ナイトライフを通じた都市介入をコンセプトにしたzine「都市はわたしたちのダンスフロア」の出版やそのコンセプトを体現したイベントのキュレーション等を行っている。直近では、Emma Warren「Document Your Culture A Manual」の翻訳を手がける。

 

前原翔一
1982年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。電通テック、ドラフトを経て、2019年に独立、2023年に活動領域拡張のためにデザインスタジオ fff Inc.(フフフ)を設立。 JAGDA新人賞2022受賞。
デザインって楽しいですよね。人とゆるりと向き合って息を合わせ、一緒におもしろがる。そういう活動をベースに考えていきたいです。