2024/9/272024/9/29

フィジカルシアター エレファントム旗揚げ公演
『太陽の当たる場所』

 

フィジカルシアター エレファントム
旗揚げ公演『太陽の当たる場所』

振付・構成・演出:出﨑洋樹、岡由里子
出演:片桐健人、根本和歌菜、岡由里子、出﨑洋樹

スタッフ
制作:福地ひかり 岡由里子
音響・照明:富山雅之  舞台監督:出﨑洋樹
宣伝美術:三澤一弥 記録写真:金子愛帆 記録映像:吉本直紀
主催:出﨑洋樹 岡由里子
協力:スターダス・21 Neu、砂と水玉、ダンス01

日付
2024年9月
27日(金)19:00
28日(土)14:00/19:00
29日(日)14:00

チケット
料金:一般3000円 U-25 2500円(前売り・当日共通)
チケット予約
https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?o=tlvoulnd

問い合わせ
090-6824-9679(当日問合わせ)
メール elephantom.pt@gmail.com

SNS
X @elephantom_pt

instagram @elephantom.pt

会場
水性
165-0026 東京都中野区新井1-14-14
薬師あいロード商店街の元クリーニング店舗を改装し、2023年にオープン。クリーニング店当時の備品も残しつつ、ダンス・演劇・音楽・展示などさまざまな企画で使用されている。
Website: https://suisei-nakano.com/

作品について(text)
虚構と現実のはざまで、ある男がたどる記憶の旅(コピー)

締め切りに追われる作家が、ふとした瞬間に別の時空に迷い込む。それはどこか見知った場所であり、どこかで会ったような人々と出会う旅。流れにいざなわれるまま、やがて男は自分の最も深い記憶にたどり着く。

今作品でモチーフとするのは、故やなせたかしとその童話作品群。やなせは「アンパンマン」の作者として有名だが、実は青年期に迎えた太平洋戦争での経験を乗り越え、悲痛な思いを抱えて戦後を生き抜いてきたことはあまり知られていない。彼の作品は子どもにも分かりやすい絵と言葉で綴られながら、自らの家族への思いや平和への願いが強く反映されており、その根源となる原体験に裏打ちされたシンプルなメッセージは、時代を経ても更に心に迫るものがある。

記憶とは不思議なもので、思いもしないタイミングで、ふっと脳裏に浮かんでくることがある。男は迷いこんだ世界で何と出会い、何を思うのか。その場に存在する身体と、解体・再解釈された物語(テキスト)との関係性に注視し、ダンスにも演劇にも依りかからない豊潤な身体表現で、人間がかつて経験したとある記憶をたどる旅が始まる。

エレファントム
フィジカルシアターカンパニーとして、劇場創造アカデミーを修了し、現在ダンス01に所属する、岡由里子と出﨑洋樹により結成。「テーマのための身体表現」をモットーに、テキストと身体の対峙により生み出される表現から、人そのものを浮かびあがらせる作品の創作を試みる。