
Weak Photographers Guild
『写真転々-起床-』
ひとりひとり ちがうまいにちをすごして ひとりひとり たのしくあそぶ
“Weak Photographers Guild”(≒ 虚弱写真同盟)による、撮ること、自分で見ること、ひとに見せること、そんなプロセスを立ち止まりながら歩んでいくプロジェクト『写真転々』。
せわしい生活のさなかに撮られていた写真たちが、ゆっくりと起き上がり、身支度をはじめ、「作品展示」にいつか辿り着こうか、とする試みです。
毎日がそうであるように、初回はまず「起き上がる」ことを目指して「起床」と名付けました。
さて、生活に追われた虚弱(weak)な私たちは何からはじめられるのだろうか?
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はじめ、それから仕事をはじめてからも、誰かのためにではなく、私はこれまで私自身のためにも多くを写した
主に生活の少し外で、または少し中で
私を育ててくれたこの場所で、そして私が生きているうちに、眠っていた写真たちを少しずつ起こしていきたいと思う
誰かにとって誰かの写真とは何だろう、誰かの写真とはなんのことだろう
私には色々まだ分からないのだけど、私の写真が私自身から少し離れ、いつかどこか、誰かの元まで転々と転がっていってくれたら、うれしい
これからやっと準備を始められることが、とてもうれしい
前澤
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写真を撮るだけでなく
振り返り、人に見せることについて
展示という形に行き着く前の
何かがはじまり
動き出すところからやってみようと話しつつも
さて何をどうしようかと
二転三転、四転五転
そうこうしながらも
明日この世から旅立つとしたら
私は何を残したいだろうと思ったら
自然といくつかの写真たちが起きてきた
あれだけ離れてみたのに
結局ここに戻ってくるのかと
拍子抜けしながらも
何がどう転がるかわからない
ひっそりとした
ささやかな試みですが
タイミングの良き方
ぜひ遊びにいらしてください
齋藤
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Weak Photographers Guild
『写真転々-起床-』
会場:水性
日時:9月
19日13:00-17:00(予定)
20日13:00-19:00(予定)
21日13:00-17:00 (予定)
<プロフィール>
『Weak Photographers Guild 《≒ 虚弱写真同盟》』
前澤秀登,齋藤茜 and more…
前澤秀登
20代半ばより父のカメラで写真を始める。路上スナップや、障害者施設のアトリエ活動などを撮影していた。2010年頃より舞台撮影等の仕事を始める。2023年10月より元クリーニング店を改装したスペース「水性」の運営をしている。
https://www.hidetomaezawa.com/
齋藤茜
20代後半から写真を始める。主に妹や演劇の稽古風景、旅や路上スナップなどを撮影していた。これまで実の妹を撮影した作品『扉は外へつながっている』(第19回三木淳賞受賞)、実子の誕生から成長までを撮影した『確かな断片』(ニコンプラザ)等を発表。
https://www.saitoakane.com/