
「kOe」vol.18
出演|
安永桃瀬(モジュラーシンセ奏者)
植村真(演出家・照明デザイナー)
岩渕貞太(振付家・ダンサー)
米澤一平 (タップダンサー・場づくり)
「kOe」vol.18
声ほど、多様な表現や解釈できる概念はないような気がする。声は、音(器楽/声楽/発声)や言語(文字/発話)に限らず、生物/無生物を超えた魂の存在や意思そのものを表すような言葉である。
この企画は「声」というテーマを起点に、「声」の可能性/聴くことを捉え直すような試みをします。アーティストの新たな表現を模索し産み出す力と、鑑賞者の聴く力と共に毎回異なるパフォーマンス/問いの場を設けます。
(企画/主催:米澤一平)
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出演|
安永桃瀬(モジュラーシンセ奏者)
植村真(演出家・照明デザイナー)
岩渕貞太(振付家・ダンサー)
米澤一平 (タップダンサー・場づくり)
会場|水性
住所|東京都中野区新井1-14-14元・清水屋クリーニング店
時間|19:00開場 19:30開演
料金|2,500円
/ U29 2,000円
/ U19 1,500円
(小学生以下無料)
予約|info.i.yone.tap@gmail.com
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【会場について】
会場は、中野駅北口から徒歩8分の新井薬師あいロードという商店街通りにあった56年の歴史をもつ元クリーニング店をリノベーションしたスペース「水性」(since2023)。
リニューアルされた空間は以前のクリーニング店の跡を残しながら、店主(で写真家の)前澤秀登さんの写真の色彩感覚を活かしたような印象を受ける(自然光に照らされる柔らかい色味に温かみや優しい距離感を感じるような)。
また会場の内と外とを仕切る全面ガラス張りの境界がありながらも、商店街通りや行き交う人々との空間的な繋がりや街との共生を感じることもこの場所の不思議な魅力を思う。
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【プロフィール】
米澤一平
(タップダンサー・場づくり)
1989年生まれ東京出身。タップダンスの技術をベースに踏む行為を通じて床や空間の音、場所の声を引き出すように演奏するパフォーマー。また、人が場所に集まるという状況を起点に異ジャンルの表現者たちが即興的にパフォーマンスする企画を行う。演者/鑑賞者双方がその場に表れる状況と向き合う/対話する姿勢や態度そのものを人間のリアルなパフォーマンスと捉え、特定のジャンルにカテゴライズできない唯一無二のライブパフォーマンスの場を創出する。
安永桃瀬
(モジュラーシンセ奏者)
モジュラーシンセに声や朗読、楽器を取り込み、抽象音と具体音の織り合わさった夢と日常の境界を探る。PURRE GOOHNより『Listen in a Cool Room』をリリース。東京を拠点にライブパフォーマンス、音源制作を行う。2024年はフィンランド、ベルリン、北京、2025年はデンマークツアーに出演。
植村真
(演出家・照明デザイナー)
観客の能動化やナラティブ性に重視したツアーパフォーマンスや全編暗闇の演劇音響作品、インスタレーションなどを発表。ジャンルの枠に収まらないパフォーマンス作品に関わり、照明や美術として国内外のアーティストとの協働を多く行う。東京藝術大学大学院先端芸術表現科修了。謎音研究所主任研究員。
岩渕貞太
(振付家・ダンサー)
大学で演劇を専攻、並行して、日本舞踊と舞踏も学ぶ。自身のメソッドとして、舞踏や武術、老子などから触発された表現方法論「恍惚身体論」を開発。桜美林大学、玉川大学非常勤講師。DaBYレジデントアーティスト。LE SSERAFIMが好き。